災害支援のプロフェッショナル Civic Force(シビックフォース)

活動報告

被災地を支援する

大型カーフェリー就航事業

2012/03/02

「ドリームのうみ」広島県江田島市へ帰港

震災後の2011年4月27日から2012年2月29日まで、気仙沼―大島間(宮城県)を航行したカーフェリー「ドリームのうみ」の帰港セレモニーが、2012年3月2日、気仙沼エースポートで開催されました。

「ドリームのうみ」は、それまで運航していたフェリー2隻が被災したことを受け、Civic Forceの仲介支援によって、広島県江田島市より無償貸与されていました。普通車20台、300人を輸送でき、震災直後には大量の生活支援物資や工事車両を運搬。島民の通勤や通学、通院の足としても利用されました。

セレモニーでは、菅原茂気仙沼市長が「11カ月間、市民の足として大島の復旧に大きく貢献していただいた」と江田島市やCivic Forceへ感謝の言葉を述べました。また、大島汽船の白幡昇一社長は「397トンの大きなフェリーは、市民がくつろげる空間としても貴重な存在だった」と話しています。こうした声を受け、Civic Forceの根木佳織事務局長は「これからも全国から寄せられる支援と市民の皆さんの橋渡しができるよう努力していきたい」と決意を述べました。

「ドリームのうみ」は2日に気仙沼を出港し、広島県内で点検整備をした後に江田島市に返還され、3月14日には、江田島市で帰港セレモニーが開催されます。

なお、3月1日からの大島間航路は、旅客船「海来」とフェリー「亀山」の2隻で交互運航しています。

 

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