災害支援のプロフェッショナル Civic Force(シビックフォース)

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活動報告

被災地を支援する

2017/02/01

【お知らせ】東北事務所の閉鎖について

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未曾有の被害を引き起こした2011年3月11日の東日本大震災から5年10カ月。

Civic Forceでは、このたび2017年1月末をもって東北事務所を閉鎖しました。

緊急支援を専門とするCivic Forceは、発災直後に連携する静岡県袋井市の倉庫から支援物資を移送するとともに、企業各社へのよびかけを開始し、翌3月12日にはヘリで被災地に入りました。以降、物資の大規模調達・配送、離島へのカーフェリー就航、手作り風呂の設置、社員ボランティア派遣、NPOパートナー協働事業などの緊急支援活動を展開し、2012年夏からは「中長期復興支援事業」を通じて、被災した地域の中・長期的な復興を応援してきました。

この間、Civic Force東北事務所は、岩手県一関市千厩町、宮城県気仙沼市田中前などを拠点とし、2014年1月から気仙沼市赤岩牧沢へ移転しました。2009年に発足したばかりだったCivic Forceにとって、東日本大震災での支援活動は団体始まって以来初の大きな挑戦の場であり、東北は私たちを育ててくれた場所でもあります。

多くの関係者の皆様へ、スタッフ一同心よりお礼申し上げます。

私たちはこれからも東北の復興を応援していきます。なお、東日本大震災・中長期復興支援事業「夢を応援プロジェクト」を通じて、引き続き東日本大震災で被災した学生たちへの奨学金・教育プログラムは続けていきます。また、Civic Forceへの寄付金を原資に2011年12月に設立した「一般財団法人共益投資基金JAPAN(旧・東北共益投資基金)」のプロジェクトも進行中です。

そして、自然災害の多いアジア太平洋地域に東日本大震災の経験や教訓を伝えていく「一般社団法人アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)」の加盟国は、現在6カ国。今後、さらに多くの国・地域へ広がろうとしています。

レスキューチームでは、これまでの活動を振り返って課題を共有し、次の大規模災害に生かしていくための訓練やネットワークづくりも進めています。

いざというとき、「Civic Force(市民の力)」を結集して迅速かつ大規模に支援を届けられるよう、引き続き多くの皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。