災害支援のプロフェッショナル Civic Force(シビックフォース)

活動報告

被災地を支援する

緊急支援物資の大規模調達・配送事業

2011/04/19

4月16日(土) 待望の電気の復旧

南三陸町では、4/15午後、一部の地域に電気が復旧しました。
町では、地震や津波のために変電所ごと流され、これまで全域で停電が続いていました。東北電力が仮設の変電所を設置し、電柱や電線工事を進めてきた結果、一部地域で通電しました。町の一部の信号にも灯がともっている様子をみると、町が少しずつ前に前にと歩んでいることを実感します。
東北電力によれば、停電していた5,000世帯以上のうち、4/18週にはおよそ1,600世帯への電力供給を回復したいとしていますが、全域での電気の復旧のめどはたっていません。また、水道が復旧する見通しがなく、不便な生活は続きます。
Civic Forceでも4/16に発電機を6機町内に配備し、通電していない地域の電源として、通電している地域では、余震等による停電に備える非常用電源として備えおくことにしました。

南三陸町内で支援物資が十分に行き届いていない避難所をまわり、ニーズをヒアリングする活動も続けました。小規模避難所を1軒ずつ周りながら、お話を聞いています。
一 方、気仙沼市でのニーズ調査により、一部食料ニーズがあることを把握したため、4/16は気仙沼のメイン倉庫になっている青物市場に、お米や佃煮、ライト ツナフレークなどの保存食品をお届けしています。南三陸町内での必要性に応じた物資の提供とあわせて、引き続き近隣地域でのニーズを把握し、対応していく予定です。

手作りお風呂のうち、韮の浜のお風呂には、午前中に自衛隊から水の供給を受けました。町内の給水を担っている自衛隊と協議し、お 風呂の必要性から給水を受けることができるよう調整をした結果です。5日に1度のペースで、最大7トンの水を給水いただき、お風呂用に使っています。給水の様子は動画でもご覧いただけます。

 

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またこの日は漁協との打合せにも参加し、今後の漁業復興に向けて何ができるか検討を進めています。