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活動報告

被災地を支援する

2014/11/14

【東北共益投資基金】石巻市に復興複合施設を建設する 「オン・ザ・ロード」を支援

東日本大震災の被災地復興を支援する基金「一般財団法人東北共益投資基金」は、宮城県石巻市渡波(わたのは)地区に復興複合施設「ロングビーチハウス」の建築を進める「NPO法人オン・ザ・ロード」に、1,000万円を私募債形式で拠出したことを発表しました。
 
2015 年 3 月に開業を予定している「ロングビーチハウス」は、震災後の被災地で、経済復興や雇用問題、仮設住宅や地域の人々が集まる場所の減少などの課題が浮き彫りになるなか、「観光」「産業」「教育」の効果促進を目指す復興複合施設。震災当初よりオン・ザ・ロードの活動拠点となっていた渡波地区で、理念に共感した地元の土地提供者をパートナーや近畿大学からの支援も得て、新しい施設の建設を通して地区の方と持続可能な復興のシンボルとなるように協働運営していきます。
 
具体的には、「人々が住みたくなる、遊びにいきたくなる街づくり」のために、交流人口の増加と雇用の創造を目指していきます。施設内には被災の記憶を後世に伝えるための展示や、地域社会の交流の中心となるようなコミュニティスペース、地元で獲れた海山の幸を使用したカフェ・レストラン、石巻特産物の直販所、そして市内に不足している宿泊施設も併設するなど複合的な機能を備えていく予定です。ほかに、漁業・ダイビング体験や、農林体験などのプログラムも実施予定です。将来は、県内外の子どもたちや学生、企業研修などに活用してもらえるような、楽しみながら学べる場所とプログラムを創ります。
 
詳細は東北共益投資基金のプレスリリースをご覧ください。
 
 
【東北共益投資基金】
東北共益投資基金はCivic Forceからの寄付を原資に、2011年12月に設立。東北の被災地域において、復興と新しい地域経済の担い手、また、新たな地場産業を生み出す事業者に対して積極的に投資し、投資から5年後の2017年より、償還された資金を震災支援を続ける東北地方のNPOなどに再投資する計画です。投資先の事業により、連携する地域の事業者や取引先へ経済効果を生み、新たな産業生態系を生み出すことも期待しています。また、対象事業者には資金支援だけではなく、専門家による経営ノウハウのハンズオン支援とセットで応援しています。