災害支援のプロフェッショナル Civic Force(シビックフォース)

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活動報告

被災地を支援する

大型カーフェリー就航事業

2011/04/15

4月14日(木) 気仙沼市の離島に生活動線を回復

Civic Forceでは、被災した地域が少しでも早く復興するためには、
人とモノが行き来するルートが確立されることが1つの大きな要素だと考えています。
Civic Forceが活動をする三陸地域には、東北最大級の有人離島「大島」の生活導線が十分に確保されていません。大震災前は、大型カーフェリー2隻と旅客船2 隻が、それぞれ1日10往復以上していましたが、この航路を運航する大島汽船が所有する全7隻の船が陸に打上げられたり、水没してしまいました。

それでも現在89人乗りの小型旅客船が1日8往復させ、細いながら導線を確保しています。
水や電気等ライフラインが復旧せず、3,000人以上で自由な移動を確保できていない気仙沼湾の大島に大型カーフェリーの再就航が、島の復旧・復興に不可欠と考え、カーフェリーを広島県江田島市から時限的に貸与する企画を構想し、4/14に記者発表しました。
詳しくは、プレスリリースをご覧ください。

http://www.civic-force.org/media/pdf/110414PR.pdf

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これによって、気仙沼と大島の間に、人の行き来だけではなく、生活物資の運送や、地域復興に
むけた大型資材のほか、簡易シャワーや仮設トイ レ、給水車など大型物資を供給することができます。島では、現在も通電・断水復旧の見通しが立っていないなか、工事車両等も行き来できるようになることが 期待されています。人とモノの流通を回復することで、復旧・復興の歩みが加速させたいと考えています。

お風呂チームは、手際がよくなってきました。
3号目の「歌津地区韮の浜」の手作り風呂は、オープンして5日目です。ものつくり大学の学生さんや地元の方のご協力もあり、湯沸しの効率がよくなりました。早く地元の方に、お風呂の管理や運営を引き継げるよう取り組んでいます。

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チャータートラックの物資は、糖分と塩分を補足する食料を中心にお届けしました。
クックパッド(株)様からご提供いただきました、氷砂糖1,000個やクッキー11,400個のほか、梅たくあんや焼き海苔、カレー缶などで、不足しがちな糖分と塩分を提供しました。

ところで、4/14の南三陸町は、前日の肌寒さとは一転して気温は21℃と高く、活動作業中も汗ばむほどの陽気でした