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活動報告

緊急即応体制を創る

2014/09/01

9月1日は「防災の日」、愛知県「津波・地震防災訓練」に参加

救援物資の輸送、受け入れ.JPG9月1日は「防災の日」。全国各地で地震や津波を想定した防災訓練が実施されています。Civic Forceが「災害時等における相互協力協定」を結ぶ愛知県でも8月31日、県と同県中南部に位置する碧南市が「津波・地震防災訓練」を合同で開催しました。

愛知県は100~200年周期で発生すると言われている「南海トラフ巨大地震」で、最大2万9000人が死亡、建物約24万棟が全壊するなどの被害想定を発表しており、全国でも最も深刻な被害を受ける可能性が示唆されています。

訓練は「まずは自助から!~つなげよう 深めよう 地域の絆~」をスローガンに、108の機関、碧南市民などが参加。大規模な地震及びそれに伴う大津波を想定した訓練を通じて、県や市、自衛隊、自主防災会、住民が連携を高め、総合防災体制の確立を目指しました。

訓練では地震が起きた際に「姿勢を低くする」「頭を守る」など身の安全を守る「シェイクアウト訓練」を参加者全員で行ったほか、救助者のトリアージ(緊急度判定)、ヘリからの吊り上げ救助、救助者の捜索、倒壊家屋から救出、救援物資の輸送・受入れなど約4時間にわたって行われました。

           シェイクアウト訓練.JPG  応急救護所の開設・運営.JPG

           吊り上げ救助.JPG  倒壊家屋からの救出.JPG

メーン会場の隣ではカレーライスの炊き出し、濃煙体験、地震体験車のほか、災害対策車両、各種パネルの展示などを実施し、来場した多くの市民、県民へ防災意識の高揚を図りました。

大村秀章 愛知県知事.JPG愛知県の大村おおむらひであき知事は「市と合同で訓練を実施するのは今年で4回目を迎えます。南海トラフ巨大地震の発生が危惧されますが、備えあれば憂いなし。いざという時、まずは自らを守り、そして家族、地域の方々を守り、助け合えるよう日頃から備えてほしい」と話していました。

Civic Forceは引き続き、各自治体との連携関係を強化し、緊急即応体制を構築していきます。

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「一人でも多く、一日も早く救う」には、今後も企業や行政、NGOなどとともに、精力的に協議・準備し、平時から備えておく必要があります。そのために、皆様の力が必要です。 Civic Forceの活動にご協力ください。http://civic-force.org/contribution/