2011/03/31
シビックフォースの大規模物流事業に続く、2つ目の柱プロ派遣事業が、いよいよ本格稼動しました!南三陸町では、ベイサイドアリーナに自衛隊のお風 呂がきています。しかし、3月11日以降、お風呂に入ることができていない人が多く、お風呂でさっぱりしたい、のニーズがとても高くなっています。そこ で、シビックフォースでは、パートナー団体のピースウィンズ・ジャパンと一緒に大工さんに集まってもらって、風呂を自前で作る活動を始めました!
場所は被害が大きい南三陸町の歌津(うたつ)中学校の敷地内です。
歌津からベイサイドアリーナの風呂までは、週に1度のバスでいくほかありません。
何とか自分たちの風呂を持ちたい!との声に、自らも被災した方も含む大工さんが10人以上集まってくださいました。
東 京からシビックフォースが調達した資材と、現地で手に入れた廃材をうまく組み合わせて建て始めました。現場で初めてあった大工さんたちもいる中でも、さす が職人さん!あうんの呼吸で要領よく作っていきます。結局、夕方までやって2槽の浴槽と脱衣所、それに付随する倉庫を作り上げました。いよいよ31日には お湯を沸かして、多くの人に入ってもらえるか、試し炊きをしてみようと思います。
大工さんが建て始めると、避難所にいる方々も様子をみにきてくれます。
避 難所にいるある女性は、そのようすをみていて、「女性は週に1回、自衛隊が設置してくれるお風呂に入っていけど、男性は汗をかいて働いていても遠慮をして お風呂に入っていない人がいるので、男性から入ってほしいわ」と。こんな状況でもお互いに心配りを忘れない女性の姿に感銘しました。
①風呂場の壁作りを行っているところです。大工さんの手際のよさ!
②手作り風呂のおけは、海藻をいれる容器を再利用!
③脱衣場に敷くすのこを作り、敷き詰めました。
④脱衣場が完成しました。写真には写っていませんが、入口左手に長椅子も置いてあります。きめ細やかな心配りが見られます。