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活動報告

被災地を支援する

2013/12/16

【東日本大震災・中長期復興支援】元吉から石巻へ、救急患者を初搬送

resize2CIMG0050.jpgCivic ForceのパートナーNPO「オールラウンドヘリコプター(ARH)」が、12月16日、宮城県気仙沼市の本吉病院から要請を受け、石巻赤十字病院まで患者を搬送しました。

患者搬送は、今年10月23日の本格運航開始後、初めて。患者搬送を無事に終えたARH事務局長の渡部圭介さん(救急救命士)は、「入電から患者ピックアップ・救急車への搬送までにかかった時間は約53分。後遺症にも関係するため現段階でやれることはすべてやった。患者の回復を祈っています」と話していました。ヘリに同乗した患者の家族は、「(搬送が)早いね」と少しほっとした様子でした。
 
気仙沼には週末に降った雪が今も残っており、ヘリでの搬送は、陸路に比べて数倍早く医療機関へ運ぶことができます。渡部さんは、「今回、両病院だけでなく、石巻の消防にも協力してもらうことができ、感謝している。もっと多くの人にこのヘリの存在を知ってもらい、活用されることで、より多くの人の命を救うことにつながれば」と言います。ARHでは、引き続き訓練を強化するとともに、より多くの病院との連携体制を構築中です。
 
これは、Civic Forceの中長期復興支援事業「命をつなぐ翼プロジェクト~ヘリを活用した緊急医療搬送支援」の一環として実施しています。
 
写真:石巻赤十字病院近くの石巻総合運動公園駐車場で着陸し、患者を救急車に搬送する渡部さん