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被災地を支援する

2011/05/02

【ニュース】南三陸町で6つ目のお風呂の利用が始まりました

Civic Forceでは、避難生活の環境改善の一環として、南三陸町内で手作りお風呂の設営を続けています。

これまで4ヵ所にお風呂を新たに設置し、1ヵ所にシャワーユニットを設営しました。それぞれの地域のニーズや、水の入手可能性、設営後の地域における自主的運営の可能性を総合的に判断して、それぞれに必要な形態でお風呂を作ってきました。いまは、地元の皆さんによって運営できるよう、引き継ぎをしているところです。

5/2から利用が可能になったのは、老人保健施設「歌津つつじ苑」のドラム缶式のシャワーサービスです。
この施設は飲食水等最低限の水の給水を受けるだけで、これまでお風呂などの生活用水にまわすことができませんでした。またお風呂に利用する量のお湯を沸かす手段もなく、これまでタオルで体を拭く職員の皆さんの丁寧な対応で過ごしてきました。この状況を聞いたCivic Forceのスタッフが対応し、簡易の湯沸し機能を備え付けました。灯油バーナーで1時間半ほどかけて50度近くまで温めてから、浴槽にエンジンポンプで移し、適温にした状態でバスポンプからシャワーヘッドにお湯を送るシャワーサービスです。
寝たきりの方でもストレッチャーに乗ったままでも入浴できるよう、職員の皆さんと検討しながら作りました。
さらに使いやすいように改良を加え、職員の皆さんに引き継ぐ計画です。

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