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2009/10/02

【フィリピン台風16号被害】現地より視察報告(10/1)

1日に現地入りした、シビックフォース事務局の根木より
マニラ市内での視察報告です。


■郊外の様子
  空港やマニラの中心市街は、特に何も被害は見られませんが、
  本日視察した、ムンテンルパ(Muntinlupa)は、
  低地の郊外で  腰から胸くらいまで浸るくらいの水が、
  まだひいていない区域が広がっています。

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■避難所の状況
 同地域にある小学校(Alabang Elementary School)が
 避難所となっており、住民は家財道具ごと避難所に持ち込んで
 いて、混雑が激しい状況です。
 
 小学校には546家族、およそ3200人が、体育館、バスケコート、
 教室で寝泊まりしています。
 
 小学校は28日(月)から休校しており、再開のめどは、
 まだだっていないとのことです。

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■衛生状態
 教室の窓は洗濯物が所狭しと干されていて

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水道からの水で、体を洗ったり、料理をしたり、洗たくをしたり
 しています。

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大きな問題は、トイレの数が、たったの6ブースしかなく、
 衛生状態の悪さから昨日から下痢がはやりはじめています。  
 
 食糧、水、衣料・くつ、衛生用品、医療品、毛布、マット、
 プラスチックシート等が不足しており、早急な支援が必要です。
 

 

 

以上のような、200から1000家族が避難している避難所が、
マニラ市内だけでも37か所が確認されています。

明日は、マニラ市より北部の台風が直撃したBulacan
(900家屋以上が被災した集落)に視察に向かう予定でおります。