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2015/06/17

【夢を応援プロジェクト】「夢をあきらめずに叶えることができた」―卒業生からのメッセージ②

(FB用)夢を応援プロジェクト.jpg東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島3県の学生を、奨学金制度とサポートプログラムで支援する「夢を応援プロジェクト」。2011年9月から1人あたり月額3万円の奨学生を支給しています。この度、2015年3月をもって奨学金の受給を終了し、社会人として新たな一歩を踏み出す卒業生からメッセージが届きましたので、その一部を紹介します。(メッセージ内容は2015年3月時点)

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「感謝の気持ちでいっぱい」―福島県出身/男性/18

「ありがとう」の言葉だけでは足りないくらいの感謝の気持ちでいっぱいです。私は、3月で高校を卒業し社会人となります。好きだった野球部に入部し、避難先でも充実した生活が送れたことは私にとって一生忘れがたい思い出です。社会人となり、避難先から離れることになりますが、第二の故郷として忘れることはないと思っています。これからは恩返しできるよう立派な社会人になりたいです。

「看護師として支援」―福島県出身/女性/21

無事卒業が決定し、新しいスタートを切ることが決まり大変嬉しく思います。在学中いただいた奨学金により学業に専念することができ、夢であった看護師になることができます。多くの方々の支援があったからこそ、今ここにいることができるという事を忘れず、次は私が看護師として多くの方を支援していきたいと思います。本当にありがとうございました。

「困っている人を支える側に」―宮城県出身/男性/21

柔道整復師の方が避難所でお年寄りなどの身体・心のケアを行い、たくさんの人を笑顔にしていたのを覚えています。その時から柔道整復師になりたいと思うようになりました。しかし、家族に迷惑をかけられないと、高校卒業後は就職を考えていましたが、夢を応援基金を知り、夢に向かって頑張ることができています。これからは困っている人を支える側になれるよう一層努力していきたいです。

「夢を諦めずに叶えることができた」―岩手県出身/女性/20

私は夢を応援基金で支援を受けさせていただくことにより、短期大学へ進学し学ぶことが出来ました。中学生のころからの夢であった保育士として4月から働けることがとても嬉しいです。夢を応援基金のおかげで私は夢を諦めずに叶えることが出来ました。

「避難者の支えに」―福島出身/男性/18

原発事故で故郷を離れ、知らない街へ避難しました。私は仮設住宅から、中学、高校に通い、夢を応援基金のおかげで部活にも励むことができ、充実した学生生活を送ることができました。今春から警察官として働くことになり、これからは少しでも避難者のみなさんの支え、復興の力となれるよう努力したいと思います。

「一人でも多くの命を助けたい」―福島県出身/男性/19

夢が叶いました!この夢を叶えることが出来たのは、「夢を応援基金」のおかげです。もう二度と東日本大震災のような悲劇を繰り返さず、一人でも多くの命を助けたいとの思いで、海上保安官という夢を追い続けました。現役合格はできませんでしたが、諦めず勉強して今年、内定を勝ち取ることが出来ました。

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