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被災地を支援する

2014/09/11

【広島土砂災害支援】続く避難所生活、農業再開に課題も

photo3_report11.jpg発災から3週間が経過した広島土砂災害。広島県災害対策本部によると、死者72人、行方不明者2人、家屋は全壊24戸、半壊41戸、一部損壊61戸(9月4日現在)と土砂災害では過去最大級の被害となっています。

国や広島県、広島市でつくる応急復旧連絡会議は復興計画(工程表)の説明会を行い、土砂やがれきの撤去は10月初旬ごろまでに完了すると発表。その後、土のうなどで応急処置し、避難勧告を解除する方針を示しています。

9月8日までには、避難所となっているすべての小学校で授業が再開しました。市では被災者を市営住宅への入居、市内の元病院などへの移転を進めていますが、体育館にはいまだ大勢の方が避難生活を余儀なくされています。

Civic Forceはパートナー団体の「被災地NGO協働センター」などを通じて、被災した方々への支援を続けています。長引く避難所生活で多くの方の疲労が蓄積しているため、少しでも疲れを癒そうと、安佐北区、安佐南区の各避難所で足湯活動を展開しています。そのほか、農業再開に必要な用水路の復旧作業などにも取り組む予定です。

以下、同センターのレポートを紹介します。

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「朝方何度も目が覚める」「冷たい弁当ばかり」「家族で避難している。もう5㎏痩せた」―。

避難所生活が長引き、被災者の顔には疲労が色濃くうかがえます。当センターでは安佐南区、安佐北区の避難所で足湯活動を継続して実施しています。日中は多くの方が自宅の片付けや仕事で避難所にいませんが、19時ごろから続々と詰めかけます。可能な限り多くの方に足湯をして頂こうと20時過ぎまで足湯を行っています。多くの方から好評を得ているので、引き続き足湯活動を実施していきます。

                     photo1_report13.jpg photo1_report14.jpg

また、被災者にとって深刻な課題が生業再建です。田んぼの再建、農業用水路の修復にはまだ時間がかかります。農家の中には農業用水が確保できないことで田んぼに影響が出てしまうことを心配されている方もいました。一刻も早い農業再開に向け、用水路の復旧作業など各種活動を展開していく予定です。

頼政 良太(被災地NGO協働センター)

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■三井住友銀行 青山支店 普通 7027403 
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