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アジアに展開する

2014/01/16

【フィリピン中部台風支援】平時の取り組み、迅速なニーズ調査を実現

タクロバンー陸に流された船2.jpg大型台風30号の影響で甚大な被害を受けたフィリピンに対し、Civic Forceはフィリピンのパートナー団体「CDRC(Citizens' Disaster Response Center)」やその地域支部のLCDE(レイテ開発センター)などと協力し、継続して支援活動を展開しています。

発災直後から被害の大きかったサマール島南部地域を担当し、プログラム・コーディネーターとして活動するLCDEスタッフのジミー・ボーイ・ゴンザレス・ジュニアさん(写真下)。サマール島ギワン市に住む彼は、自身も家を失いながら現在も被災者情報や現地ニーズを支援団体に提供するなど被災者支援活動に奮闘しています。

「台風が直撃した日はサマール島北部で仕事をしていました。ギワンに戻って来られたのは2日後の11月10日。道中、たくさんの死体も見ました。ギワンに戻ると私の家は全壊していました」

LCDEは発災直後からすぐさま被害状況の調査を実施。地域全体が大きな被害を受け、スタッフも限られる中、活動に協力したのがイースタン・サマール州立大学の教員と学生ボランティアたちでした。LCDEと同大学は以前から災害時の協力協定を締結しており、学生たちの協力を得て、被災地域の全世帯を一軒一軒訪問し、被害状況を調査しました。

同大学の管理部長であるアンドレス・パガットパタンさんも「以前から災害時の協力協定を大学とLCDE間で結んでいたことから、今回の災害で比較的早くニーズを把握することができた」と話し、今後も連携して取り組むことの重要性を示しました。このような迅速な被害状況の調査により、Civic Forceをはじめとする団体の支援を効果的に被災地のニーズに沿って実現することが可能となったのです。

ポポイさん.JPG一方、ジミーさんによると、被災地では現在、職を失った被災者たちが政府や国際機関などが行う「キャッシュ・フォー・ワーク」※で一時的に生活をしているといいます。ジミーさんは「生活再建支援を行わないことには根本的な問題解決には至らない。政府はキャッシュ・フォー・ワークを実施しながら同時進行で生活再建支援を進め、合わせて食糧配布支援も必要だ。被災者は生活再建に強い不安を感じているので、包括的かつ継続的な支援が求められている」と強く訴えています。

 

※「キャッシュ・フォー・ワーク」:大規模災害などの被災地において、復旧・復興事業に被災者を一時的に雇用し、賃金を支払うことで地域経済の復興や被災者の自立を支える手法。

引き続き、フィリピンの被災者を一緒に支えてください。皆様からのご支援をお願いいたします。

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※備考欄に「フィリピン中部台風被災者支援」と記載ください。

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