2012/08/21
豪雨や台風の影響で被災者240万人以上にのぼる甚大な被害が発生しているフィリピンの洪水被害に対し、Civic Forceは、フィリピンのパートナー団体CDRCと協力して支援活動を実施しています。被災地の生活状況や衛生状態が悪化するなか、米や豆、乾燥魚などの食糧のほか、毛布や石鹸などの生活物資を家族ごとに配れるよう準備を進めてきました。また、8月20日からこれらの物資の配布を開始しています。
以下はフィリピンで緊急物資の配布を開始した現場からのレポートです。
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いよいよ物資の配布が始まりました。
最初の配布事業地として、まずラグーナ(Laguna)州にある、避難所してい使用されれいるドミンゴ(Sto Domingo)幼稚園の前で、4つの避難所や親戚の家で避難生活を送る89世帯に支援物資の配布を行いました。
その後、ドミンゴ幼稚園とアウグスティン(St.Augustine)教会を訪問し、避難所の状況を調査しました。学校には158家族、教会には63家族が避難していますが、ラグーナ(Laguna)川の水位が下がるのに時間がかかり、避難所生活が長く続くことが予想されます。人数に対してトイレの数が不足するなど衛星状況の悪化も懸念されます。
ある母親は、「子供の咳や下痢などが続いている。ヘルスセンターから薬が配布されているが十分に足りていない」と話していました。
また、次に配布活動を行ったのは、最も被害の大きかった地域のひとつ、ラグーナ(Laguna)州ロスバノス(Los Banos)市です。1,500世帯以上が6カ所の避難所に避難しており、そのうちの2か所、バヨグ(Bayog)地区とマユンドン(Mayundon)地区の170世帯に向けて配布しました。
ラグーナ(Laguna)州の避難所で暮らす女性エレノルカシンダック(Eleanor Casindac)さんは、
「避難所の教会に8月7日から住んでいます。教会は63家族が住んでいて混雑しています。さらにトイレが1つしかなく、食糧も政府から少しの量をもらっただけでした。水位が下がらない限り家にも帰れず、皆はあと3カ月ぐらいは帰れないんじゃないかと言っています。とにかく今日は食糧がもらえて嬉しいです。ありがとうございます」と話していました。
8月21日以降も引き続き配布活動を続けていきます。
(なお、これらの事業はジャパン・プラットフォームの「フィリピン洪水被災者支援2012」として実施しています。http://www.japanplatform.org/mtnews/2012/08/1208162012ngo2.html )
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■三井住友銀行 青山支店 普通 7027390 公益社団法人Civic Force(コウエキシャダンホウジン シビックフォース)
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