災害支援のプロフェッショナル Civic Force(シビックフォース)

活動報告

被災地を支援する

多目的・稼働型拠点提供事業

2011/06/13

トレーラーハウス20台、被災地に到着

6/11-12は、トレーラーハウス20台の設置と引渡しをしました。

6/10午後、アメリカから輸入したトレーラーハウス20台を日本仕様にするための電気工事を終え、次々に埼玉県内の倉庫から宮城を目指して出発。トレーラーハウスの移送には牽引免許を持つ牽引車が必要ですが、今回はトレーラーハウスを提供したエアストリームジャパンの呼びかけで集まった個人ボランティア約25人の協力をいただいて、出発することができました。一方、現地スタッフは大島に宿泊し、6/11早朝のトレーラー第一便の到着に備えました。

6/11朝5:50、貸し切りの臨時カーフェリーが気仙沼エースポートを出港。あいにくの雨模様でしたが、スムーズに移送することができました。第一便に続き、気仙沼発12:30、19:00と3回に分けて、気仙沼市大島に14台のトレーラーハウスを無事に搬入することができました。

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(気仙沼市エースポートで積み込みを待つ様子と、南三陸町ベイサイドアリーナに設置される様子)

一方、南三陸町では11日午後に6台のトレーラーハウスを納車しました。Civic Forceから無償貸与を受ける南三陸町の判断で、医療従事者の宿直施設として2台をベイサイドアリーナに仮設診療所を設ける志津川病院に、災害対策本部職員や支援関係者の宿泊施設として3台をベイサイドアリーナ横の空き地と1台を旭ヶ丘地区の私有地に置くことになりました。支援に関わる人たちの健康を維持するための空間としてご利用いただく予定です。

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(気仙沼市大島にて、トレーラーハウス第一便の到着を待つ現地スタッフたち)

Civic Forceではトレーラーハウスのほかにも、応急仮設住宅の代替案の一つであるコンテナハウスについて、6月下旬に設営を予定しています。

6/9には、岩手県立一関第二高校に、お招きいただきCivic Forceのスタッフ2人が、二年生約240人を対象に、Civic Forceの日々の活動やボランティアについてお話をしました。

一関第二高校では、吹奏楽部がチャリティコンサートで募金を集め、楽器を購入し、陸前高田市内にある県立高田高校に楽器を贈ったほか、サッカー部では交流試合と炊き出しを行ったりと、被災地の高校と交流・支援をしていました。

講演では活動紹介に加えて、津波被害の大きい沿岸部に近い高校生として、地域や社会を巻き込んで高校生の目線で情報発信してほしい、とお伝えしてきました。生徒からは「Civic Forceのような企業と連携する活動があることを知って驚きました。ボランティアについても関心が深まりました」「沿岸部に対して何ができるかを考えるだけでなく、行動してみようと思いました」との感想をいただきました。誠実な高校生の反応を心強く思いました。 

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