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活動報告

被災地を支援する

NPOパートナー協働事業

2011/05/24

5月23日(月)なんでもありのボランティア―協働パートナー紹介

被災地が復興プランを策定する段階になれば、専門家による提言が必要になる―。

Civic Forceは、各被災地での復興過程を予測した結果、近い将来にも災害地復興の専門家が必要不可欠になると考え至りました。阪神・淡路大震災からの復興支援で様々なノウハウを持ち、平時からのパートナー団体であった被災地NGO恊働センター(兵庫県神戸市)と協働事業を展開することに決めました。被災地支援の専門家を、岩手県大船渡市や陸前高田市など沿岸地域の被災地に隣接する岩手県遠野市に送り込みました。

遠野市では震災直後、遠野市民が組織するNPOや青年会議所メンバーが支援活動に乗り出していました。ですが、よりスムーズでダイナミックな活動をするためにも足並みをそろえるべき、という声もちらほら。災害緊急支援のプロである村井代表に声がかかりました。村井代表のアドバイスのもと、遠野市社会福祉協議会を中心に連携が始まり、3月28日から「遠野まごころネット」として活動が始まりました。情報やボランティアが集まる場を作ったことにより、全国各地からNPOなどが遠野市に集結。5月15日現在、まごころネットには、地元企業や青年会議所のほか、関西の大学生ボランティアグループなど30を超える団体が名を連ねます。

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(毎日夕方になると、各団体が参加する全体会議が開かれる)

まごころネットは、日本各地から被災地に駆け付けたボランティア同士が、日々の活動についてざっくばらんに意見や情報交換できる拠点となっています。一つとして同じ被災地がないのなら、ボランティアも型にはまる必要はない。「なんでもあり」の精神で、被災者一人ひとりが求めている支援を探ります。

「寝泊りの場所を用意できないからとボランティアを受け入れないのはもったいない」。4月8日に設立された「岩手県遠野災害ボランティア支援センター(遠野まごころ寮)」は、ボランティアの宿泊施設として最大50人の宿泊が可能です。

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(事務所と宿泊施設を兼ねる「遠野まごころ寮」)

被災地NGO恊働センターでは、遠野まごころ寮の運営のほか、まごころネットで展開する炊き出しや足湯サービスなど多種多様な支援活動の企画や立案機能を担います。同センターが主体となり、炊き出しから被災者の生きがいづくりまで、幅広い活動を企画・立案できるのも、多数の被災地支援の実績があるからです。

Civic Forceは同センターが、行政やNPO/NGO、市民などの間に立って、災害に強いまちづくりを提案するブレーンの役割を担うことにも期待しています。Civic Forceは知恵を集結する場所づくりで復興をサポートをする被災地NGO恊働センターと共に活動し、支援のタスキを託します。