災害支援のプロフェッショナル Civic Force(シビックフォース)

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活動報告

被災地を支援する

緊急支援物資の大規模調達・配送事業

2011/05/02

5月1日(日)「海のように広い心で魚のようにいきいき泳ごう」-南三陸町民憲章

Civic Forceは、大島に対する物資支援を続けています。

5/1は10:00の便にトラックを載せて、水やお米といった基本飲食料をお送りしました。水道の完全復旧にはまだ長い時間を要する可能性があり、消防団が古い井戸を復活させようとしていますが、水はある程度確保しておきたい、とのことです。スタッフもまたトラックと一緒に大島に渡り、現地の皆さんと話をして次の活動内容等を調整しています。

この日は、カーフェリー「ドリームのうみ」を無償貸与している広島県・江田島市の田中市長が大島を来訪しました。毎日フェリーの発着を出迎えている大島汽船の白幡社長の案内で大島を訪れ、災害における遠隔地自治体どうしの協力関係の重要さを議論しておられました。

カーフェリーには、建築資材や工事業者のトラックなど、大型車両が載りこんでいます。移動手段が回復して、少しずつ島の復旧が加速している実感です。

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5/1は南三陸町で前向きな動きもありました。

専属の職員3人からなる「震災復興推進課」が新設され、6月までに基本方針を策定し、9月までに復興計画の素案を策定するよう、本格的な作業が始まりました。

また5/1には、久しぶりの町の広報誌が発行されました。「広報南三陸 災害臨時号vol.1」として、町のさまざまな情報を取りまとめて発行しています。冒頭では「こんな時にこそ、町民みんなの気持ちをひとつにして、前へ進もう。「南三陸町民憲章」を、今一度、心に刻んで。」と書き出されています。

海のように広い心で
魚のようにいきいき泳ごう
山のように豊かな愛で
繭のようにみんなを包もう
空のように澄んだ瞳で
川のように命をつなごう
大きな自然の手のひらに
抱かれている町 南三陸

Civic Forceでは、海とともに生きてきた三陸地域で、どのような復旧・復興があるのか、現在も漁業関係者や行政関係者とみつに連絡を取り合い、協議を続けています。

「広報南三陸」はこちらからご覧いただけます。

http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/uploads/photos1/2095.pdf