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アジアに展開する

2012/08/29

【フィリピン洪水支援6】「悲しい顔をして生きるよりも」

Civic Forceは、豪雨による洪水で大きな被害を受け現在も数十万人が避難生活を続けているフィリピンで、現地のパートナー団体CDRCとともに支援活動を展開しています。被災地の生活状況や衛生状態が悪化するなか、米や豆、乾燥魚などの食糧、毛布、石鹸などの生活物資を家族ごとに配れるよう準備を進め、8月20日から29日までの約10日間にわたってこれらの物資を配布してきました。

なお、これらの事業はジャパン・プラットフォーム(JPF)の「フィリピン洪水被災者支援2012」として実施しています。JPF事業としての支援期間は29日で終了しますが、Civic Forceでは引き続きCDRCへの後方支援を続けていきます。未だ避難生活を続け困難な状況の中で生活する人々を支えてください。https://bokinchan2.com/civicforce/donation/bokin/page1.php

 

以下は、フィリピンで緊急物資を配布した現場スタッフからの写真と活動レポート(7/29)です。

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8月20日から本日29日までで計2,550世帯へ、緊急支援物資を届けました。

物資の内容は、合計で米25,500kg、干し魚2550kg、豆2550kg、缶詰15,300缶、砂糖2,550kg、料理油1,275リットル、毛布2,550枚で、これらをパッケージにして世帯ごとに配りました。

この事業は、助成元であるジャパンプラットフォームをはじめ、フィリピンで被災された人同士の絆や現地団体の協力があったからこそ実現できたプログラムだと思っています。毎年のように洪水にあうフィリピンの人たちに対し、なぜ安全な別の地域に引っ越さないのかという思いがありましたが、今回現地で実際に支援活動をするなかで、彼らにその選択肢がないことがよく分かりました。経済的な理由で、危険だと分かっていても毎年被災するその地域に住居を構えるしかないのです。そうしたなか、人々は毎年村の中での絆を強くし、「災害には負けない」「悲しい顔をして困難な生活をするより、笑顔で生活するほうがいいじゃないか」と言います。

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そんな彼らに対して少しでも支援ができたこと、そして困難な状況でも前向きに笑顔で生活する彼らに元気をもらいました。

私たち日本もフィリピンと同じように洪水の被害にあうことが多く、地震・津波など自然災害とは隣り合わせの生活を送っています。お互いに学び、今後も彼らが困ったときに支援し、私たちが困ったときは支援してもらえるような助け合いの関係を続けていきたいと思います。

 

 

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CIvic Forceでは引き続き支援活動を続ける地元NPO「CDRC」を応援しています。皆さまのご支援を賜りたく、フィリピン洪水支援の指定寄付口座をご案内致します。

■三井住友銀行 青山支店 普通 7027390   公益社団法人Civic Force(コウエキシャダンホウジン シビックフォース)     

■クレジットカードのご寄付は下記より受け付けております。   

https://bokinchan2.com/civicforce/donation/bokin/page1.php               

詳細は、追ってHPなどでご報告させて頂きます。皆さまのご支援・ご協力に心より感謝申し上げます。