災害支援のプロフェッショナル Civic Force(シビックフォース)

HOME ニュース 被災地を支援する 【続報】九州北部豪雨支援について(1)

ニュース

被災地を支援する

2012/07/19

【続報】九州北部豪雨支援について(1)

2012年7月11日からの九州北部豪雨による死者・行方不明者数は、2012年7月19日現在、少なくとも32人に上ります。また、熊本県では被害を受けた住家が、熊本県内で少なくとも4,000棟以上、このうち全半壊は約280棟、床上浸水は約2,000棟に上ります。

こうした被害に対し、Civic Forceは、被災した方々への支援協力を開始しました。支援活動は、パートナー団体の「被災地NGO協働センター」などを通じて実施しています。

被災地NGO協働センターは、阪神淡路大震災、そして東日本大震災などの活動の中で築いてきた多様なネットワークと連携し支援活動を展開しています。以下は、支援を受け入れるための体制づくりをサポートする大分県竹田市災害ボランティアセンターで活動中の頼政良太さんのレポートです。

引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

 --------------------------

 ■7月18日の活動報告です。
今日は立ち入り禁止区域になっていた大分県竹田市荻町に行きました。竹田市はもともと旧竹田市・久住町・直入町・荻町の4市1町が合併した町です。そのため、荻町と一言でいってもかなり広い範囲ですが、最も被害が大きいのが荻町の南河内地区です。こちらは集落が山間部にあり山を越えて入っていく地区です。

今日お伺いした家は立ち入り禁止区域になっていて、昨日ようやく入れるようになったそうです。まだ立ち入り禁止ではありますが、日中の8時~17時の間だけ一時的に帰宅できるようになりました。住民の方は、「立ち入り禁止になっていたから半分あきらめていたの。もう家に住めないんじゃない かって。うちの家は明治26年に建てたから、それと同じときに建てた蔵だけは残そうと思っているの」とおっしゃっていました。竹田市では22年前にも水害があったそうですが、その後護岸工事を行い、「前の水害の後に移転しなかったのが悪いって言われそうだけど、護岸工事でもう安心と思っていたから…。優しい言葉をかけてもらうとそれだけで涙が出てきてしまうわ」ともおっしゃっていました。かなり疲労がたまっているのと、立ち入り禁止で家に入れなかったことで精神的なストレスがあるように思いました。家に帰れるようになって少しずつ片付けが進んでいくことでなんとか希望が持てるのではないかと思います。

 頼政 良太(被災地NGO恊働センター)

resizeDSC01237.jpg
竹田市災害ボランティアセンターにて。被災地NGO協働センターは、初期調査および支援受け入れに関する支援を行っています(撮影:被災地NGO協働センター)


============================

皆さまのご支援を賜りたく、九州豪雨被災者支援の指定寄付口座をご案内致します。

■三井住友銀行 青山支店 普通 7027403

公益社団法人Civic Force(コウエキシャダンホウジン シビックフォース ) 

■クレジットカード・電子マネーのご寄付は下記より受け付けております。 

http://bokinchan2.com/civicforce/donation/bokin/page1.php?bokin_type=donation

■ゆうちょ銀行 00140-6-361805

公益社団法人Civic Force(コウエキシャダンホウジン シビックフォース)

※通信欄に、「九州北部豪雨支援」とご記入ください。ご記入がない場合は、弊団体の活動全般へのご寄付とさせていただきます。         

なお、ご寄付のうち15%は運営費として活用させていただきますので、予めご了承ください。

詳細は、追ってHPなどでご報告させていただきます。皆さまのご支援、ご協力に心より感謝申し上げます。