2019/10/14
長野県で活動中の緊急合同支援チーム(PWJ/A-PADジャパン/Civic Force)は、13日朝、長野県DMAT(災害派遣医療チーム)の依頼を受け、自衛隊や消防、県内外の医療機関と連携して、100人規模の転院ミッションに協力しました。
13日の転院ミッションは、停電・断水が続く賛育会クリニック(長野市豊野町)から、主に自力での歩行が難しい高齢の患者118人を、近隣の8病院に搬送すること。緊急合同支援チームからは、医師・看護師を含む13人が出動し、車両2台で14人の患者を搬送しました。
搬送にあたっては、自衛隊と協力して2・3階から担架で下階へおろし、賛育会クリニックの職員とともに患者の名前・生年月日や健康状態を確認。雨で気温が下がる中、布団をかけるなどして患者の体調に配慮したほか、各搬送先へスムーズに送り届けられるよう、チームの医師が調整役を担いました。また、搬送先までの道のりは冠水の影響で渋滞が激しく、消防の救急車などとも連携しながら、少しでも早く搬送できるよう尽力しました。このほか、疲れがたまりつつある職員の方へ食料の差し入れやポータブルトイレなどの物資も届けました。
避難所ニーズ調査と物資支援
医療支援と並行して、チームは本日、長野市内の3つの避難所でニーズ調査と物資支援を行いました。
300人ほどが避難する豊野西小学校では、自宅から逃れてきたまま着替えられていない人も多く「肌着やタオルがほしい」という声が多く聞かれました。そこで、チームは連携する企業と連絡を取り合い、すぐに手配しました。
60人ほどが一時避難する昭和の森フィットネスセンターには、要望のあったティッシュ、トイレットペーパーを配布。隣接する北部レクリエーションセンターには、傘5本、養生テープ5巻、ガムテープ5巻、バスタオル20枚、紙コップ200個、ガスボンベ9本、マスク400枚をお届けしました。
長野市では本日、最低気温12度を下回り、夕方から夜にかけてさらに冷え込んでいます。今後は、寒さ対策などの物資支援を中心に、避難者の方々のニーズにあった支援を続けていく計画です。
皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。
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