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2012/12/17

【フィリピン台風支援 レポート5】「1912年以来の大規模な台風」

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12月4日にフィリピン南部ミンダナオ島を直撃した台風24号の影響で、16日までに1,000人以上が亡くなり、620万人以上が被災する甚大な被害が発生しています。

Civic Forceは、被害が最も大きいフィリピン・ミンダナオ島にスタッフ2人を派遣。最も大きな被害を受けた東ダバオ州のバガンガで、14日から、現地NGO団体「CDRC」や地元NPO、ボランティア、ピースウィンズジャパン(PWJ)などと協力して、緊急物資の配布を行いました。(これらの活動資金は、ジャパン・プラットフォームの助成金も含まれています)

以下は、12月15日にバガンガで物資配布支援の活動を行った工藤雅教からのレポートです。

 

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12月15日、Civic ForceとPWJの合同チームは二手に分かれ、残る600世帯分の物資配布を行いました。一方のグループはバクリンという地域へ、私はマハンウブという山間の村を中心に3カ所を回りました。

マハンウブでは、根こそぎなぎ倒されたココナッツの木々が当たり一面に広がっていました。この地域が今回のような規模の台風被害を受けるのは1912年以来のことで、「誰もこのような結果を予想していなかった」といいます。被災当日は6時間も暴風雨が続き、マハンウブ川の氾濫による道路状況の悪さも重なって、被災した約6,000人の村人たちには今も満足な支援が行き届いていません。

Civic Forceの物資配布は、地元協力団体のMISFI (※ミンダナオ州で活動するCDRCの一構成団体)とコミュニティのリーダー・ロイ(Roy A. Nazareno)さんの協力によってリストアップした、特に被災状況のひどい200世帯を対象に行われました。物資の支援を必要とする多くの方々が、今回の台風で営んでいたココナッツ畑を奪われ収入源を失っていました。にも関わらず、彼らは「せっかく日本から来たのだから」と貴重なココナッツを薦めてくれました。

海外に限らず災害時の活動では、地元の人々との信頼関係が特に重要とフィリピン.png なります。今回の現場においても、MISFIスタッフ、コミュニティのリーダー、
そして多くの地元ボランティアの方々の助けがあって初めて、孤立した地域への到達と効率的な物資配布が可能となりました。力仕事から現地語でのインタビューまで、支援とは言いながらも私たち自身多くのサポートを受けながら活動しています。


【動画】Davao Oriental地域内のバクリンという町でCivic Forceが支援物資の配布を行っている様子です。

 

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Civic Forceではスタッフ派遣と合わせて、皆様からのご寄付を募っています。23万人もの人々が被災したフィリピンの台風支援に対して、皆さまのご支援を賜りたく、指定寄付口座をご案内致します。

■三井住友銀行 青山支店 普通 7027403   公益社団法人Civic Force(コウエキシャダンホウジンシビックフォース)

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