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活動報告

被災地を支援する

新・夢を応援×NPOパートナー

2021/04/23

【東日本大震災】正解のない課題に挑む若手リーダーを育てる

「もともと看護師を目指していたけれど、ジャーナリストの方の話を聞いたことがきっかけで、国際看護にも目が向きました。視野がどんどん広がった感じがします」

「自分の考え方をブラッシュアップして下さった周りの方々のおかげで、自分だけの考えにとらわれず、論理的に考え他者に伝える力が得られたなと感謝しています」

そう語るのは福島県福島市で活動するNPO「Bridge for Fukushima」(以下BFF)のプログラムに参加した高校生たち。受験を終え、今年の4月からそれぞれの進路へと旅立っていきます。進路に悩んだ際も、厳しい受験対策に向けてもBFFでの経験が生きたと、1年間の活動を振り返るインタビュー動画の中で高校生活を振り返りました。

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(プログラムに参加する高校生&大学生:2019年に事務所にて撮影)

「高校生たちが正解のない課題に挑戦する、意思決定を自分で行い成長するプロセスに伴走するのがBFFの役割です」と話すのは代表の伴場さん。

若者が将来へ向けて自分の強みを理解し、自ら問いをもって物事への関心を深め、失敗を恐れずに挑戦していく。そんな「起業型人材」の育成を目指して、様々な事業を展開しています。NPOや海外留学経験者など国内外で活躍する社会人の話をオンラインで聞く「Ready to Go」。大学生と高校生との交流プログラム。大学生が小学生を対象に農業を教える子供農園プロジェクト、オンラインオープンキャンパスなど若者発案の企画サポート。

参加者へはスタッフが各プログラム自体についてはもちろん、進学や就職まで広く個別相談に乗るなど密なコミュニケーションを交わしています。また県立高校でも将来のキャリアや地域課題についての授業を定期的に実施。県の教育委員会などとも連携・協力し、既存の学校教育だけではカバーが難しい分野を担っています。

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(企画ミーティング:事業開始当初の2019年撮影)

若者が多様な大人や同世代と交流し、企画からプロジェクトに参加することで、新しいアイディアが次々と地域に生まれてきました。様々なコミュニケーションの中で、高校生たちも自分が具体的に何をしたいのか、それを周りにどう伝えるのかを深く考える経験ができたと話します。

しかし昨年から今年にかけてはコロナ禍の影響で県外への研修や対面でのプログラムを諦めざるを得ない場面も多くありました。特に休校が続いた2020年春。受験や就職、将来への不安に孤独感も重なり、止まない相談に丸1日スタッフが対応する日々が続いたといいます。精神面でのサポートもBFFの大きな役割の1つです。

そんな中でもイベント等は可能な限りオンラインでの開催に切り替え、高校生たちの相談にもSNS等を通じて丁寧にやり取りを重ねてきました。「オンライン化を進めたことで、時間や距離に関係なく参加してもらい、大人たちにも企画に協力をしてもうらことができたのはよかったです」。長引くコロナの影響にも負けず、試行錯誤の日々が続いています。

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(オンライン交流会の様子)

そして今年の春。多くの学生が卒業を迎えましたが、今度は進学、就職先だけではなく、後輩たちのメンターとしても活躍する日々が始まります。今まで得た経験を実際に社会の中でどう活かすのか、BFFの人材育成は終わりません。福島の復興も、起業型人材の育成も短期間では為しえず、むしろここからが未来へ向けた正念場。BFFと学生たちのチャレンジが続きます。

Civic Forceは、東日本大震災支援「NPOパートナー協働事業」の一環で、2019年9月から2020年12月までBFFの取り組みをサポートしました。詳しい事業内容はこちら