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活動報告

被災地を支援する

2020/01/27

【台風19号】栄養満点の炊き出しでみんなを笑顔に(NPOパートナー協働事業)

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茨城・福島で17000食を提供

だしがしっかり染み込んだサバ大根、ほくほくのカボチャとサツマイモたっぷりの味噌汁に白菜入りのご飯、色とりどりの惣菜の数々・・・あたたかくて栄養満点の食事がずらりと並んでいます。お椀やお皿に盛られたごちそうを頬張るのは、台風19号で被災した茨城県常陸太田市の皆さんです。

ここは、台風19号の発災後、最大300人が身を寄せた常陸太田市高柿町の避難所「交流センターふじ」。発災から約10日後の10月22日、この避難所では久方ぶりにあたたかい食事が配られました。炊き出しを口にした皆さんは、「発災からしばらくコンビニ弁当やパンしか食べていなかったから本当に嬉しい」「炊き出しだと子どもたちがたくさん食べてくれる」と笑顔を見せてくれました。

炊き出しを実施したのは、NPO法人災害支援団Gorilla(ゴリラ)。代表の茅野匠さんは、「健康的な食事を通じて少しでも元気を届けたい」と、この日から10月31日まで、地域内外のボランティアとともに栄養に配慮した食事をつくり、同センターにて3690食(夕食)を届けました。また、台風19号で甚大な被害を受けた福島県いわき市でも、避難所や公民館など4箇所で13244食を配布。避難所だけでなく支援が行き届いていなかった在宅避難者の皆さんにも栄養満点のあたたかい食事を提供しました。

 

西日本豪雨の被災地から応援

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2018年の西日本豪雨をきっかけに岡山県で設立されたGorillaは、当初水没した岡山県真備町でカヤックを使って被災者12人を救出。その後も炊き出しや救援物資の配布などの支援活動を続けてきましたが、そのとき気になったのが「避難所の偏った食事」だと言います。冷めきった弁当やおにぎり・パンだけなど健康な人でも数日で体を壊してしまうような食事ばかりが配られていました。特に糖尿病や高齢者など日頃から食事への配慮が必要な人にとっては、命にかかわる大きな問題だと感じたのです。

そこでGorillaは、今回の台風19号の支援活動にあたり、栄養バランスのとれた炊き出しの提供を実践。スタミナがつく肉や食物繊維の摂れる野菜、カルシウム豊富な小魚などを使ったあたたかい食事づくりを心がけました。

また、台風19号で被災した真備町の住民から寄せられた衣料品や布団、日用品、水などの支援物資を、茨城県と福島県に届けました。このほか、炊き出しだけでなく、地域の長期的な復興を後押しするため、「ゴリラカフェ」というカフェの運営を通じて、地域の人々が気軽に笑顔で集まれる場の提供にも力を入れてきました。「健康的な食を通じて安心感を得ること、カフェでコーヒーを飲みながら話すことで、ストレスを軽減し、人と人とのつながりを深めてほしい」という茅野さん。ゴリラの笑顔を届ける活動は今も続けられています。

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Civic ForceのNPOパートナー協働事業では、10月から12月の約3カ月にわたり、災害支援団Gorillaの活動をサポートしました。